投稿日 : 2019年5月14日

【FX】90%の投資家が失敗する理由【プロスペクト理論】

FX

こんにちは、yutaです。

FXを始めてみたけどなかなかトータルで勝てない。

コツコツ利益を積み上げてもどこかでドカーンと大きな損失を出して結局マイナス。

実は投資家の90%はこんな感じです。それには、プロスペクト理論というものが関係しているのですが、今回はこの理論について易しく解説して、その後にこの理論がFXとどのような関係があるのか、FXで利小損大にならないためのコツをお伝えします。

1.プロスペクト理論とは
2.プロスペクト理論とFXの関係
3.プロスペクト理論を理解したうえでFXに臨む

1.プロスペクト理論とは

プロスペクト理論とは、ある選択肢を与えられた時に人間がどのような意思決定をするのかを実験して、経験的事実から導き出された理論です。わけわからんですね。笑

具体的に以下の質問を見ながら考えていきましょう。

・質問1「あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が与えられたらどちらを選びますか?」

選択肢A:100万円が無条件で手に入る。

選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。

・質問2「あなたは200万円の負債を抱えています。その時、以下の選択肢が与えられたらどちらを選びますか?」

選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円になる。

選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。

おそらく、質問1では選択肢Aを、質問2では選択肢Bを選んだのではないでしょうか。実際ほとんどの方がこの選択肢を選ぶ傾向にあります。

質問1で選択肢Aを選ぶのは、目の前の利益を逃したくないがために、それ以上の利益を得られる可能性を捨てています。

質問2で選択肢Bを選ぶのは、負債を全額免除してもらえる可能性を逃したくないがために、無条件で負債が100万円減額されるという選択を捨てています。

質問1の場合は、「50%の確率で何も手に入らない」というリスクを回避し、「100%の確率で100万円を手に入れよう」としています。

また、質問2の場合は、「100%の確率で確実に100万円を支払う」(負債が100万円減額されても確実に残りの100万円は払わなければならない)という損失を回避し、「50%の確率で支払いを免除されよう」としています。

このような人間の本能がプロスペクト理論です。

2.プロスペクト理論とFXの関係

プロスペクト理論の基本的な考え方については理解できたと思いますが、これが実際FXとどういう関係があるのかと言うと、

・含み益は逃したくないから微益ですぐに利確 → 利小

・含み損は確定したくないから放置して神頼み → 損大

つまり「利小損大」という最悪なループに陥ってしまいます。勝率90%とかならまだ良いかもしれませんが、普通そこまでいきません。これが90%の投資家が負けると言われている理由です。

3.プロスペクト理論を理解したうえでFXに臨む

プロスペクト理論は、人間の本能なので含み益を早く利確したいとか、含み損はできるだけ確定したくないと思うことは当たり前なんです。しかし、その当たり前な気持ちをそのまま実行しているとFXでは負けます。

なんで含み益をすぐに利確してしまうのか、なんで含み損は決済できないのか。その理由を知っておくことで、「意識すること」ができます。全く知らないことを意識しろなんて言われてもできるわけないですが、幸い読者様はここでその理由を知ることができましたので、これから意識することができます。

トレード中に含み損を抱えても、「あぁ・・・決済したくない。でもこれは人間の本能なんだな。ルールに従って決済しよう。」と意識して取引をすることで徐々に慣れて、損切りや利確が上手になっていきます。

今回は、90%の投資家が負ける理由であるプロスペクト理論についてお話ししました。人間の本能にはなかなか抗えませんが、意識をすることで改善できます。世の中の投資家の上位10%に入るために損小利大を意識して取引しましょう。では、また!



ブログランキングに参加していますので、僕のモチベアップの為にもバナーを押していただけると嬉しいです!(※別タブで開きます)

お問い合わせ

E-mail : yutric9☆gmail.com
☆を@に置き換えて送信してください。
仕事のご依頼や、その他の質問など何でもお気軽にお問い合わせください。

準備中