
こんにちは、yutaです。
僕のFX歴は約4年ですが、チャートのトレンドを判断するうえで、ダウ理論の考え方が非常に大事だと考えています。しかしながら、名前だけ聞くとすごく難しそうでとっつきにくい感じがするので、今回実例を示しながら解説して行きます。
ダウ理論をマスターすれば、現在チャートが上目線なのか下目線なのか、あるいは上昇トレンドなのか下降トレンドなのかがはっきりとわかるようになります!
ダウ理論によるトレンドの判断
以下は、ドル円の日足チャートです。赤矢印で示すように、レートが上下に変動しながらチャートを形成しています。
パッと見でチャートのトレンドを判断すると、「最初は下落してるから、下降トレンドになって、その後は上昇してるから、上昇トレンド」かなぁ・・・となんとなく判断できますが、実際そうなのかはこれから詳しく見ていきましょう。

以下の画像では、まず、「直近高値」から下落してきて「安値」まで到達した後に、少し反発したのち、再び下落して「安値を更新」しています。
このように一度付けた安値を更新した場合に、ダウ理論では「目線の切り替え」が起こり、今回の場合は「下目線」になります。

先ほど、安値を更新して下目線になりました。以下では、「安値を更新する直前の高値」と「現在の安値」を示しています。
安値更新後に、レートが現在の安値をさらに下回れば「下降トレンド」になり、逆に安値更新直前の高値を上抜ければ「上目線」となります。

レートの動きを見ていくと、下落して安値を更新(赤丸)しているので、下降トレンドになります。

これ以降も安値をさらに下回れば「下降トレンド継続」となり、安値更新直前の高値を上抜ければ「上目線」となります。
以下のチャートを見ると、安値を更新しているので「下降トレンド継続」です。
左側の赤丸で、ローソク足の下ヒゲや陽線が安値を下抜けていますが、これは下抜けたことに含めません。レートが上抜けたり下抜けたりという判断はあくまでもチャートの実体をもとに判断します。また、安値を更新する際にはあくまで下落を示す陰線で判断し、高値を更新する際にはあくまで上昇を示す陽線で判断します。

以下では、安値を更新せずに、安値更新直前の高値を上抜けているため、ここで目線の切り替えが起こり、「上目線」になります。

そして、ここで高値を更新しているため「上昇トレンド」になります。

さらに、高値を更新しているため、「上昇トレンド継続」となります。

こちらも同様に高値を更新しているため、「上昇トレンド継続」です。

さらに高値更新を続け、「上昇トレンド継続」です。

そしてここで、高値を更新できずに高値更新直前の安値を下抜けているため、目線の切り替えが起きて、「下目線」となります。

以下を見ると、今度は安値を更新できずに安値更新直前の高値を上抜けているため、再び目線の切り替わりが起きて、「上目線」になります。ややこしいですね・・・笑

そしてここで、高値を更新して「上昇トレンド」となります。

さらに高値を更新して、「上昇トレンド継続」です。

ピンク色の丸で囲んでいる部分を見るとわかりますが、レートが「高値」〜「高値更新直前の安値」の間で推移しています。
この範囲でレートがどれだけ動いてもトレンドや目線に変化は起きず、ただの揉み合いです。現在、上昇トレンドは継続中ですので、現時点でのドル円日足チャートは「上昇トレンド継続中で揉み合っている」と判断できます。

結局、最初にパッと見で判断した通り「上昇トレンド」でしたが、チャートによってはパッと見ではトレンドが判断しづらいことが多々あります。
ダウ理論を理解すればいつでもチャートの流れが判断できるようになり、これをもとに取引の判断を行うトレーダーも多いため、大衆心理を予想し優位性の高いトレードを行うための手助けになります。
今回の一例だけではなかなか理解できないかもしれませんが、実際にチャートを開いて自分で現在のトレンドを考えて見ると、徐々に慣れてくるかと思います。
僕の記事以外にも、わかりやすくダウ理論の解説をしている記事がたくさんありますので、色々な記事を参考にしてみてください。では、また!
おすすめの国内FX業者
DMM FX
おすすめの海外FX業者【レバレッジ888倍】 XMTrading

ブログランキングに参加していますので、僕のモチベアップの為にもバナーを押していただけると嬉しいです!(※別タブで開きます)