
こんにちは、yutaです。
今日は、オーストラリア・メルボルンのトラム(路面電車)の話です。
メルボルンのトラムは一部無料で利用できますが、その範囲や乗車方法、料金のことがよく分からなかったりすると思うので解説します。
また、フリートラムについてのぶっちゃけた話や、シティー内でトラム移動をする時のちょっとした裏技も紹介します。
1.フリートラムの範囲
2.トラムの乗り方、降り方
2-おまけ.なんでTouch onだけなのか
3.ぶっちゃけフリートラムゾーン超えたらどうなる?
4.シティー内でトラム移動する時のちょっとした裏技
1.フリートラムの範囲
メルボルンのトラムはシティー内であれば無料で乗れて、その無料で乗れる範囲をフリートラムゾーンと呼んでいます。フリートラムゾーンの範囲は↓画像の通りです。画像はトラムを運営しているYarra Tramsから引っ張ってきたものですが一応サイトのリンクをこちらに貼っておきます。

北はQueen Victoria Market
南はFlinders Street Station
西はSouthern Cross Station
東はParliament Station
までがフリートラムゾーンだと思っておけば大丈夫です。
※東に関しては実際はDocklandsというエリアも含まれますが、今回は分かり易いようにSouthern Cross Stationとしました。
2.トラムの乗り方、降り方
トラムの乗り方ですが、Touch onするだけです。Touch onとは、乗車する際にMyki Cardをトラム内にあるカードリーダーにピッとやることです。
次に降り方ですが、何もやることはありません。ただ降りるだけです。笑
これが、フリートラムゾーン内ではTouch onすら必要無くなります。要するに何も必要ないんです。ただ乗って、降りるだけ。Myki Cardを持っている必要すらありません。観光客にはありがたいですね。
※むしろフリートラムゾーン内で移動する場合は、Touch onしないでください。Touch onすると、どこまで乗るかに関係なくMyki Cardの残高が減ります。無料範囲なのに料金を払うのは勿体無いので、ただ乗って、降りましょう。笑
2-おまけ.なんでTouch onだけなのか
トラムの乗り方で、Touch onだけと説明しましたが、「なんでTouch onだけなの?」「降りた場所分からなかったら料金どうなるの?」と疑問を持って、不安になっちゃう方もいると思うので一応説明します。
それはズバリ、トラムは4.4ドルで2時間乗り放題システムを採用しているからです!具体的にはもう一つあって・・・
2時間乗り放題:4.4ドル
1日乗り放題:8.8ドル
となります。これは、例えばあなたがトラムに乗るときにMyki Cardをピッとやるとその時点で自動的に4.4ドル残高から差し引かれて2時間乗り放題モードに入ります。この2時間の間で、何回Myki Cardをピッとやろうと残高が減ることはありません。残高は減りませんが、フリートラムゾーンを超えて移動するときは乗車時にピッとしてくださいね。
そして、あなたが最初にピッとした時刻から2時間を過ぎた後にもう一度トラムに乗ってピッとすると、追加で4.4ドル残高から差し引かれて1日乗り放題モードに入ります。これで一日中どれだけトラムに乗ってもこれ以上支払いはありません。(もちろん、トラムが走っている範囲であればどこまででも行けます。)
まとめると、最初のピッで2時間乗り放題分の4.4ドルが支払われ、その2時間後のピッでさらに4.4ドルが支払われて1日乗り放題になります。なので、4.4ドル+8.8ドルではなく、一日の最大支払額が8.8ドルになります。
なので、シティー外へ行くときは、とりあえず10ドル入れておけば、どこに行くにしても1日は安心ですね。
トラム料金について(Yarra Trams公式サイト): Metropolitan fares
3.ぶっちゃけフリートラムゾーン超えたらどうなる?
フリートラムゾーン内で乗り降りするつもりだったのに、ぼーっとしててフリートラムゾーンを超えてしまったりすることが稀にあります。笑
ぶっちゃけそんな時は普通に降りて大丈夫です。
Touch off(降りるときにピッとやること)は必要ないので、フリートラムゾーンだろうがフリートラムゾーン外であろうが、自分がやることは変わりません。ただ、降りるだけです。
電車みたいに改札があるわけでもないので、降りた後ホームから出られない!みたいなことはないので安心してください。
注意点としては、トラムには時々インスペクターという「乗客がきちんとMyki CardをTouch onしているか確認するスタッフ」が乗ってきます。フリートラムゾーンでは、そもそもTouch onしなくていいので関係無いですが、フリートラムゾーンを超えていつまでも乗っているとインスペクターに調査されることがあります。もしも、そのタイミングが、運悪く寝過ごしてフリートラムゾーンを超えてしまった時だったりすると、「Touch onしてないじゃ無いか、罰金払え!」ということになりますので気をつけてください。確か、200ドルくらいは取られるとか聞いたことがあります。(その場で取られるわけじゃなくて、住所とか聞かれて請求書が来るらしいです。)
※無賃乗車を推奨しているわけでは決してないので故意にやらないでくださいね。
4.シティー内でトラム移動する時のちょっとした裏技
1.で載せていたフリートラムゾーンのマップを見るとわかるように、メルボルのシティーは四角い形をしていて、トラムが縦横に碁盤の目状に通っています。
シティーでは大体各通りにトラムを走っているのですが、通りによってトラムの本数に結構差があります。
横のトラム(東西を走るトラム)だと、Collins Streetという通りを4つのトラムが走っていて、一番回って来る頻度が高いです。
縦のトラム(南北を走るトラム)だと、Swanston Streetという通りを9つのトラムが走っていて、一番回って来る頻度が高いです。
この横と縦のトラムはいずれもフリートラムゾーンをまっすぐ進み、途中で曲がることはないので、この2つの通りにあるトラムストップからトラムを利用すれば、シティー内のどこに行くにしてもトラムの待ち時間を最短にできます。
一応、シティー内を走るトラムの路線図を掲載しておきます。

以上、メルボルンのフリートラムの範囲や乗車方法、料金、ちょっとした裏技などの紹介でした。少しでも参考になると幸いです。
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